近畿地域について  

 

 

 この地域は、火山帯がほとんどなく、地質も中生層から古生層の古い地質構造で、火山に由来する熱源があまりない。

  奈良・京都の南部・神戸の一部に火山性の深成岩が分布している。和歌山市付近に南西方の中央構造性を境にその南部は非火山性の中生層があり、地熱の低い地域となっている。大阪平野は第四紀の堆積層で地下水の多い地質であるが、その基盤岩は深成岩で深層800m〜1000mで着岩する。 関東平野の温泉と似ている層状型温泉が大阪平野で湧出している。
 この地域の泉質では高温泉(44℃以上)の湧出はむづかしいと一般的には言われているが、地下深部には、新しい貫入岩(マグマが地下で固化したもの)が発達しているが場所にあって高温泉の可能性がまったくない訳でもない。
 阪神・淡路大震災のように断層活動に起因する温泉もあり、地下構造によっては十分可能性もあります。
 温泉掘削深度は、深くする必要はあります。

 
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