九州地域について  

 

 

 霧島火山帯が九州を縦断している。火山も多く湧出量も日本で一番となっているが、大分の臼杵から熊本県の八代、八代から宮城県の宮崎の日南を結んだ三角地域は非火山性の中生層や、門司から佐賀・長崎県の五島を結んだ線から北側が、古期の深成岩体地域で、両域とも火山帯地域に比較して低熱地域となっている。
 九州地域の温泉開発は火山帯地域では100m〜500mで高温泉になるが、非火山地域では1500m〜1800mの深度でも35℃〜42℃と高温泉とならない場合が多い。しかし、非火山地域でもあっても貫入岩(マグマが上昇して固化)が発達いている地域も多いと考えられるので、高温泉の開発も可能性が高い地域と考えられる。

 
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