沖縄地域について  

 

 

 鹿児島から沖縄諸島、石垣島、台湾まで霧島火山脈が連動している。火山性島弧と非火山性の石灰岩島弧とがある。
 南西諸島の東側にフィリピン海プレートが沈み込み島弧が火山性となっている島は、地熱は、高温帯となる高温帯となる。沖縄諸島は、大きな島であるが非火山性で石灰岩・泥岩等の堆積岩で、ガス掘削も行われた。その副産物として温泉が湧出している。
 沖縄の北部は低熱、南部は中・高熱地質と考えられ、現状での温泉湧出は南部地域に集中している。そのほとんどは塩化物泉でガスを含むタイプで新潟平野の深層熱水型と似ている。
 噴出するガスを利用したコージェネ(コージェネレーション)システム
を導入している所もあり、今後の温泉開発は観光面にも大きな影響を与える。地質構造が複雑であるため調査は必要な地域と考える。

 
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